DOME & STADIUM TOUR Thanksgiving 25ライブレポ福岡ヤフオクドーム(ネタバレあり)

「プロレスのようなライブにしたい・・・」

感謝祭前「Lucky Raccoon」のインタビューでそう語っていた桜井さん。

このプロレスと言う言葉には「生きるか死ぬか、勝つか負けるか」

様々な意味が込められていると思うが

「どんな壮絶なライブになるんだろう」

あれこれ妄想をしながら約5ヶ月いよいよこの日を迎えた。



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梅雨も終わりかけた7月15日、福岡ヤフオクドームは快晴。


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九州各地、いや、中国地方か・・・それとも全国各地から集まったであろうか人、人、人・・・・。


福岡  


25周年記念感謝祭という期待感からか、通常のアルバムのライブとは違った雰囲気が漂う。


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グッズ売り場は長蛇の列

この日の福岡は最高気温33℃

待っている間は、とにかく暑く正直相当しんどい・・・

それでも、暑さに耐えただひたすら待ち続ける・・・



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やっとの思いでグッズを手に入れ、次に待ち受けるのは「会場限定のガチャガチャ」


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「また待つのか・・・」と思いきや

ワンコイン500円という値段からか、ガチャは案外すんなりと購入。


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ツアートラックを鑑賞。


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こちらは機材を運ぶトラック。


かなりの台数に「今日の演出は期待できる・・・」とあれこれ想像してしまう。


なんだかんだで時間を潰し、1時間前に入場。

今回は、ファンクラブの年数優遇があったかは不明だが、運良くアリーナ10列目中央寄り。


ライブの度に思うが、席に着きライブがスタートするまでの時間というのはファンにとって至福の時だ・・・。


そんな事を考えながら、いよいよスタート5分前、会場がざわついてきた・・・・

そしていよいよ照明が落ち

会場には地鳴りのような歓声が


いよいよライブスタート


00 オープニング

メンバーは登場せず、ブラス隊のファンファーレが鳴り響く。

ミスチルの歴史を感じてもらう為の演出だろうか「over」や「DIVE」「ヒカリノアトリエ」の各フレーズを生音で聴かせる。

「どの曲からライブがスタートするのか?」

期待感が高まる。


01 Center of Universe

感謝祭のオープニングを飾ったのは、まさか、まさかのCenter of Universe

「会場にいるほとんどのファンが予想していなかったのでは?」

とファン歴20年の自分でさえ若干とまどう。

しかし感謝祭のオープニングに、誰もが知る有名シングルではなく、敢えてアルバム曲を持ってくるというのがいかにもミスチルらしい。

1曲目にいい意味で期待を裏切られ、この通好みのセレクトに期待感が高まる。


02 箒星

次はライブの定番曲でもある箒星。

観客は一気にヒートアップ。

真っ赤なジャケットに身を包んだ桜井さんが印象的だ。

まだ2曲目というのに桜井さんの汗が凄い。

そして

汗に反射してが桜井さんの顔がキラキラと光っている(それともメイクなのか?)。

ここで

「今日の声の調子は?」と、盛り上がりつつ曲にじっくり聴き入る。

「可も無く、不可も無い」

それが正直な感想だ。



MC

桜井さん「さあ始まった!元気ですか福岡!元気ですか九州!」

「みんなの感情、理性をぶっ壊したいと思います!準備はいいですか!」



※MCに関しては全て、メモ書きを元に記憶を思い出しながら書いているので、実際の発言とは異なる可能性がありますのでご了承ください




03 シーソーゲーム

感謝祭でのキー曲であろうと予想していたこの楽曲。

いきなり3曲目での登場。

これだけの有名曲でありながら、ライブでは滅多に演奏しないレア曲でもある。

曲終盤では特効も加わり、会場は大盛り上がりに。


04 youthful days


「ようこそThanksgivingへ!!最高の夜ににしたいと思ってます!」

そんな言葉とともに披露された2000年代のミスチルのライブを支えたであろうユスフル。

ライブの序盤で登場する事が多く、ある意味「起爆剤」的な役割を担ってきたユスフルが

感謝祭でもドンピシャのタイミングで登場!

間奏の「I got back youthful days」ではコーラスを歌うナカケーと田原さんの姿が印象的。



桜井さん「25周年です、サンクスギビングです。悩みに悩みました。みなさんの期待に沿うような、いやそれをはるかに上回るような、すばらしく楽しい一日にしたいと思います。」

「準備は万端にしてきてます。安心して楽しんでって下さい。」

「次の曲は、絶対に外せない曲。僕らの宝物です。」



05 GIFT

「ギフトってこんなにいい曲だったっけ???」

正直、普段そこまで熱心に聴く楽曲ではないが

この日の「GIFT」はお世辞でも無く、今まで聴いた中で間違いなくNO.1だった。

というか今日のライブのベストパフォーマンスと言っても過言ではない。


そう感じた理由はおそらく歌詞。

「今 君に贈るよ 気に入るかなぁ? 受け取ってよ
君とだから探せたよ 僕の方こそありがとう」


まるで、ファンとメンバーお互いの感謝の気持ちをそのまま表しているような歌詞に心揺さぶられたからだ。

自分の中では間違いなくこのGIFTが前半のハイライトであった・・というか泣いた。

いや―ミスチルの曲は不思議だ

聴く時期、タイミングで全く違う曲に聞こえる。

それがミスチルの楽曲の大きな魅力の一つなのかもしれない。


06 君が好き

次はある意味まさかの「君が好き」

この曲はシングルでありながら過去演奏回数2回と、非常に冷遇されてきた楽曲だからだ。

今回の感謝祭、このポジションは「365日」に奪われると勝手に思っていたので

この選曲はなかなか味があっていいなぁと思えた。


桜井さん「より近くで、皆さんの声を聞きたくてセンターステージで歌います」


ここでセンターステージへ移動。

JENが怪しい動きをしながら会場を盛り上げる。

そしてマイクをナカケーへ向けた

ナカケー「こんばんは」


田原さん「こんばんは」

25周年に対するコメントを期待したが、残念ながら一言のみ。

まぁ「らしい」発言だった。

このやりとりに会場がなごむ。


桜井さん「ライブハウスから、いきなりブレイクしたのでホールツアーをすっ飛ばした、だから昨年25周年前にホールツアーを行いました」

「このバンド名は【ヒカリノアトリエで虹の絵を描く】

略してヒカリノアトリエです」

「次の曲ですがNHKからオファーを受けた曲です。

ポケットや、カバンに入れておける手のひらサイズの曲を作りたかった。

そんな曲です。」




07 ヒカリノアトリエ

1番はアコースティックと小春のアコーディオンでスタートし

2番から徐々にバンドが加わっていくアレンジで披露。

ある意味ここまで「こてこて」の選曲の中、このサラッとした感じが非常に心地よい。

シングルでありながらこの絶妙なさじ加減が良かった。



桜井さん「1993年に発売された、ミスチル初のドラマ主題歌です。

主題歌に決まった時は嬉しくて、嬉しくて。

実は頼まれもしないのに、色々なドラマの主題歌を作っていたんです。

とにかく売れたかった。

その理由は一生音楽を続けたかったから・・・。

そしてこの曲は、ミスチルにとって大きな分岐点になりました。」



08 CROSS ROAD

なかなかの人気曲でありながら、ライブではここ10年では1回しか演奏していなかった楽曲。

ミスチルにとって転機になったであろうこの曲をメンバーが大切に思ってくれている事が嬉しかった。


09 innocent world

「ここできたか!!」

オープニングか本編ラストあたりか

そんな予想をしていたのでこの中盤のイノセントはちょっとビビった。


「いつの日もこの胸に~」

曲はサビからスタート

そう、このバージョン、今から約22年前のツアー「'95 Tour Atomic Heart」で披露された特別バージョンなのだ。

一瞬あの頃にタイムスリップした感じに襲われた。


10 Tomorrow Never Knows

クロスロード、イノセントときてトゥモネバ。

普段のアルバムのツアーでは絶対見られない3連コンボ

演奏中スクリーンには広大な荒野が映し出され

曲のスケール感を惹き立たせた。


桜井さん「もうだいたいの曲はやりました(笑)

スケールのでかい曲ばかりでもうお腹一杯だと思います。

次はアマチュア時代からの頃から演奏している曲です」


11 車の中でかくれてキスをしよう


ライブがスタートし、ここまで10曲中9曲がシングル。

ようやくちょっとマイナー路線の選曲だ。

この曲では非常に声が安定していて、会場のファンは皆聴き入っているようだった。


ここでスクリーンにはなにやら怪しげな外国人の男性が・・・

TVショッピング風の演出で、恋の悩みについてアドバイス。

「????????」

いきなりの路線変更に開場はざわつく。

「ライブのいい流れがぶち壊しじゃないか?何の意味があるのか?」

正直そんな事を考えていた・・・

しかし。。。

次の瞬間

落胆が、大きな喜びへと変わる



12 思春期の夏

ミスチルライブ歴20年一番のサプライズ。

「POPSAURUS 2012」の「デルモ」の衝撃をも超えた。

レア曲マニアの自分にとってはある意味これ以上の喜びはない、最高のセレクトだった。

13 抱きしめたい

「さっきのJENのボーカルとの対比を敢えて狙ったんじゃないか???」

と一瞬考え込んだ、このにくい選曲

桜井さんのカッコよさが惹き立った。


14 Any

この曲では、音もそうだがとにかく歌詞が響いた。

「今 僕のいる場所が 探してたのと違っても
間違いじゃない きっと答えは一つじゃない」


「現在の自分の生活は決して100%満足できるものではない。それでもミスチルファンでいれた事は、自分にとって幸運な事だった」

と再確認出来たような気がした。


15 名もなき詩

「待っていました!」と割れんばかりの大歓声が

やはりドーム規模で、ミスチル初心者からベテランまで様々なファンを惹き付けるこの楽曲のエネルギーは凄い。


桜井さん「ここまでほぼシングルでしたが、次はシングルではありません。

でも僕らにとって大切な曲です。

家族、平和、自由色々な事を歌っています。」



16 1999年、夏、沖縄

静まり返った会場の中、アコギの音色とともに披露された「1999年、夏、沖縄」

ここまで披露されたシングル曲とは違い、ちょっとした力の抜け加減が逆に響く。

カップリング曲だからこそ持つ魅力が十二分に伝わってくる。

知名度はないかもしれないけれど、ミスチルを普段あまり聴かないライブ参加者にもその良さはきっと伝わっているような気がした。


そして曲後半


桜井さん「本当ありがとう、こんな日が来るとはデビューから考えると、想像していませんでした。」

「1999年ノストラダムスの大予言が流行り、この日まで好き勝ってミュージシャンやって世界が滅びたらラッキーなんて考えていました。」

「デビュー10周年の頃は、周りがあれこれ言ってもレコード会社やスタッフの話題作りと・・・(ひねくれていた)

そしてファンはいずれ離れていくと思っていました

でも気付けばデビュー25周年。

すぐに離れて行くと思っていたファンが、ファンを続けていてくれて、こんなに嬉しい事はないです。」

「でも同世代の友人やミュージシャンが病気になったり、亡くなったり・・・

だからこれからは1曲1曲、1フレーズ1フレーズ大切に歌っていきたいです。」



自分がある意味一番期待していた「25周年に対する桜井さんの想い」

これを、大好きなこの曲の途中で聴けるとは・・・

それだけで十分に満足だった。


そして曲が終わり、桜井さんはこう語った


桜井さん「ミスチルには、いろんなタイプの曲があるんです!

次の曲はちょっとおかしな奴です

猥褻な歌です

何で自分がこんな曲を書いたかもわからない

おそらく今日みたいに【こんなふうに蒸し暑いあの日】が僕に曲を書かせたんだと思う」




17 こんな風にひどく蒸し暑い日

代表曲が次々と演奏される中、レア曲マニアの自分にとって絶叫物の選曲。

個人的には今日のライブのハイライトの一つであった。

蒸し暑いライブ会場のシチュエーション、スクリーンに映る懐かしいカセットテープの映像、映えるブラス・・・

色々な魅力が詰まっていて、大満足の1曲だった。

18 ランニングハイ

正直普段あまり聴かない楽曲であるが・・・

今日のライブで3本の指に入るくらい良かった。

おそらく、最近仕事がいっぱいいっぱいで

サビの

「もう疲れた誰か助けてよ」

ここがとにかくリンクして

気が付いたら、手拍子じゃなく、こぶしを突き上げていた。


19 掌

イントロが鳴ると共に観客の掌が天井に向けて大きく開いた。

ランハイからの流れからすると、若干のトーンダウン感は否めないが、会場は聴き入るファン、盛り上がるファンで分かれているようだ。

曲後半ではサニーさんとの掛け合いが会場中に響く。


20 ニシエヒガシエ

ダーク路線3曲目ラストはライブの鉄板曲「ニシエヒガシエ」

特効やレーザー光線がいつも以上に会場を盛り上げる。

ミスチルの大きな魅力の一つは「狂気」だと再確認出来た。



桜井さん「いつも思っていますが、一番聴いてほしい、一番歌いたい曲は、一番新しい曲です。」



21 himawari

初めて聴く新曲

激しいドラムのイントロから曲はスタート

サビで「himawari 」と絶叫する桜井さんが印象的。

「情熱的」

そんな言葉がぴったりの曲だ。

22 足音~Be Strong

今日披露された「イノセント ワールド」と同じく

サビからスタートするバージョンでの披露。

ライブ後半なのに声の伸びが凄い。

この曲を聴きながら

「本編もそろそろ終わるのか・・・」

そんな事を考える。


23 Dance Dance Dance

「この流れで、この曲か???」

本編ラストに向けて、ミディアム系の曲でそろそろ締めてくるか

そう思っていた矢先、まさかの選曲。


「もう一ピーク持ってくるのか!」そんな予感がした

そして・・


25 everybody goes

ここで「everybody goes」!

ミスチル君の大きな風船も登場し

開場の盛り上がりもピークに達する。


26 fanfare

「ここでもってきたか!」

思わずそう叫んだ

本編ラストで次から次に盛り上がる曲を披露、最後はどの曲か?と考える

そして・・・

27 エソラ

ラストのラストでついにこの曲が登場。

ド派手で、キラキラしていて、でもなぜか切ない・・・。

「やがて音楽は鳴りやむと分かっていて
それでも僕らは今日を踊り続けてる」


この歌詞を聴きながら、ライブ前にパンフレットに書いてあった桜井さんの言葉を思い出した。

「もしMr.Childrenの音が途切れるとしたら・・・」

どんないに偉大なバンドでも、いずれ終わりはくる・・・

様々な思いが駆け巡った。



<アンコール>


28 Overture~蘇生 

アンコール1曲目は蘇生。

ここでなぜか15年前の桜井さんのインタビューが頭に浮かんだ

「何度でも~の所で幻の観客の声が聞こえたんです」

小脳梗塞で入院した桜井さんが一夜限りの復活ライブ前のゲネプロ(予行演習)でみた観客の姿だった。

「今日は何を思いながら歌っているんだろう」

そんな事を考えた。

29 終わりなき旅

いよいよラスト終わりなき旅。

これまで何度もライブで聴いてきた楽曲であるが、今回の終わりなき旅はいつも以上に心えぐられた。

そして

ラストメンバー4人で向かい合って演奏するシーンを見ながら

「ミスチルファンになって色々な事があった、でもミスチルファンで良かったし、これからもミスチルの曲をずっと聴き続けていきたい」

これまでのミスチルに関する想い出が走馬灯のように駆け巡った。


さいごに・・・


以上ライブレポでした。

デビュー25周年にふさわしい素晴らしいライブ

セットリストは代表曲ばかりでなく、「思春期の夏」「蒸し暑」など超レア曲も織り交ぜ

メンバーの想いみたいなものを感じ取ることができました。

桜井さんの声の出は、絶好調とまで行かないまでも、まぁまぁ良かったと思います。

音に関してはドームという事で、細かい楽器の音の聞き分けが難しかったがおおむね満足です。

スタジアムに続きますが、曲がドームでの演奏とどう違って響くか、楽しみですね。


  • 「DOME & STADIUM TOUR Thanksgiving 25セットリスト」

    01 Center of Universe
    02 箒星
    03 シーソーゲーム
    04 youthful days 
    05 GIFT
    06 君が好き
    07 ヒカリノアトリエ
    08 CROSS ROAD
    09 innocent world
    10 Tomorrow Never Knows
    11 車の中でかくれてキスをしよう
    12 思春期の夏
    13 抱きしめたい
    14 Any
    15 名もなき詩
    16 1999年、夏、沖縄
    17 こんな風にひどく蒸し暑い日
    18 ランニングハイ
    19 掌
    20 ニシエヒガシエ
    21 himawari
    22 足音~Be Strong
    23 Dance Dance Dance
    24 everybody goes
    25 fanfare
    26 エソラ
    <アンコール>
    27 蘇生 
    28 終わりなき旅

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